
前回の平本さんに関する記述について、
ちょっと持ち上げ過ぎじゃないのか?
何を考えているんだ?大丈夫か?
気を使っているのか?
それとも脅されているのか?
などの声がナイス社内から噴出している模様ですが、
そんなはずがありません。
尻から血が出るほどの感謝と尊敬の念が、
いつのまにかあの様な文章を紡いでいたのです。
ご安心下さい。
さて、写真は僕が今回お世話になったランキング同率1位、
助監督の志賀さんです。
少し酔っているのでロックなテイストを帯びています。
現場では平本さんと志賀さんとの3人部屋で愛を育み合いました。
完璧なまでに整理整頓された志賀さんゾーンと、
完璧なまでにカオスで、万年床の方が逆に清潔だという独自の理論に基づき、布団すらたたもうとしない平本さんゾーンの間に挟まれて、腐海の侵蝕をどう食い止めるか考え、結果共生する道を選んだ日々。
気分はまさに風の谷でした。
志賀さんはとてつもなく忙しいにも関わらず、僕にエクセルの使い方とか、どういう地図がいい地図かとか、本当に色んなことを嫌な顔一つせず、丁寧に丁寧に伝授してくれました。
僕がロケ地に置き忘れたクーラーボックスを回収しに車を出してくれたのもこの方でした。
あと何より印象深いのは「オッケー出し」と呼ばれる
CMの世界では基本とされている技の伝授です。
役者さんが缶を手で持って飲んだ時に、
ロゴが綺麗に見える缶を抽出する作業。
これを「オッケー出し」と呼びます。
どのあたりがオッケーなのかは聞き忘れましたが、
なんとなく雰囲気で納得できるので皆さんもして下さい。
そういえばこんなこともありました。
夜に監督も生徒も海で泳いでみた日があったのですが、女の子やヒョロイ男子は波打ち際でいつまでもキャイキャイやっており、育ちがワイルドな僕はそれでは飽き足らず、あとちょっとおしっこがしたかったのもあって、沖合まで泳いで行きました。
そして結構遠くの方に浮いている、
人口の島みたいなところまで勢いで行ってみることにしました。
そのぐらい海慣れしてる方がモテると思ったのもありました。
島に到着し、横たわり、月を眺めて疲れを癒す、
最高にカッコいい瞬間です。
しかし誰も見ていない。
波打ち際ではしゃいでいる。
寂しい。
そんな時、島まで泳いでくる人影。
志賀さんでした。
僕は泣きそうになりました。
そのあと二人で島からジャンプして前回りしながら飛び込んだりしました。
志賀さんは2回もやっていました。
やっぱり誰も見ていませんでしたが、
そんなことはもうどうでもいいです。
うん、やっぱりよくないです。
だからこうして今書いているのだと思います。
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