2009/02/07

ダンスの話

どうもどうも、もう2月ですね。
気付けばベルリンへ出発まであと3日です。

ですがその前にいい加減に映画の話をしないといかん。
これはいかん。
なので『そらそい』の裏の話をね、しますよ久方ぶりに。

まずこの映画、青春ラブコメなどと色んな形容はつきますが、
何ムービーかと聞かれればそれはもう間違いなく「ダンスムービー」です。

ダンスありきだと思います。
何と言ってもまず振り付け師が凄い。

下の図をご覧下さい。


こちらが今や日本を代表する振り付け師と言っても
過言ではないでしょう。air:manのお二人です。

今にも効果音が聞こえてきそうなひょうきんな写真をセレクトして
しまいましたが、本当に凄い方々です。

代表作は何だろう。ユニクロのCMとかもやってらっしゃいますし、
YUKIさんの『JOY』なんかは知ってる人多いでしょうか。
あと最近だとスガシカオさんの曲とかもそうだと思います。

奇妙だけど可愛くて印象に残る振付けなので、一発でわかります。
そんな偉大な方々が振り付けて下さったダンス。
これが映画をどれだけ味わい深いものにしていることでしょう。

ダンスサークル「ポテンテ」のメンバーも、
そりゃもう必死で練習しました。

図2をご覧下さい。


それこそ本当の裏話をすれば、
まず振りができたのがクランクイン前日。

そして夜の10時だかそのぐらいに集合し、
夜通しみっちり練習して体に染み込ませる。

あとはもう次の日から伊豆ですから、自主練あるのみですよ。
畳の大部屋を使って、空き時間見繕い、とにかく全員必死でした。

なにせair:manさんは本番前日にしか来ることができず、
それまでの数日間、手がかりはイン前の練習で撮ったビデオのみです。

部長役のマコは本当に一人だけのダンス経験者なので
さながら部長の如く皆を熱血指導し、

鬼監督タベ役の青山草太さんも自分が本番で踊る訳ではないのに、
本当に熱心に何度も何度もビデオを見返していたのを覚えています。

他のメンバーも頑張ってましたねー。
アッちゃんなんてセンスなすぎてどうなることかと思いました。

「ドラムやっててもリズム感ってよくならないんだね」
とオースミさんに言い放たれるほどでした。

でもまあ、実力差や年齢差を吹き飛ばして、プロが作った複雑な振りを、ほとんど自分達だけで練習していった。
結果的にはたぶんこれがよかった。

本番で披露されたダンスは、色んな意味で見たことがないような、
奇妙で味わい深いものになっています。

通常ダンスムービーとかいうと、クライマックスは『ウォーターボーイズ』的に盛り上げて盛り上げてそのままの勢いで気持ちよくフィナーレ!!!
が定石だと思いますが、そういうのとはちょっと違う気がします。

ちょっと違うんですが、とりあえず言えるのは
「面白い」ということでしょうね。

むしろ、そうとしか言い様がないです、あのダンス。
動きなのか、リアル過ぎる雰囲気なのか、原因は不明ですがなんか面白い。まあ完全に主観ですけども。

自主練習の間、僕は現場でカチンコ叩いたりしていたので、
実際にその過程で何があったのかということはほとんど把握できてません。
しかし想像するに、きっと本物の部活の合宿さながら、
いろんなトラブルとか、たくさんたくさんあったと思います。

何度もそんなこと言ってますが、
これをドキュメントと呼ばずに何と呼びましょう。

皆さんももしこの先この映画をご覧になって頂けるようでしたら、
そのあたりを想像しながら見て頂くと、より一層楽しめるのではないかと思います。

てなわけで、久しぶりに制作ブログらしいことをして終わります。
ベルリン楽しみだぁぁぁぁぁあ!!!!!!!

【追記】
予告編の画像サイズ。修正しました。
否、してもらいました。

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