5月30日 金曜日
さて、今回でワークショップも第4回。
全体から言えば3分の1が終了することになります。
早いですね。僕もそう思います。
第4回のワークショップは、石井監督からの重大発表で幕を開けました。
詳しくはまだ書けませんが、とにかくそれを聞いた後の生徒さんたちの笑顔ときたら、それはもうとびっきりでした。
そんな生徒さんを見てふと気付いたことは、女の子皆すげえかわいいなコレおい大丈夫か。
ということでした。
そんな浮ついた気持ちを、ボランティアという立場に求められる責務、ブロガーとして維持すべき客観性、などの割合カッチリしたイデオロギーを想起することで上手に封じ込め、僕は本来あるべき奉仕の精神へと立ち帰るのでした。
意味がよくわかりませんが、要するに皆さんそのくらい魅力的だということです。
よし、客観的。
ちなみに気になる石井監督からの発表の内容ですが、7月になったあたりで明らかにしていきたいと思います。
ヒントは、舞台挨拶、遅刻の理由。
そんなこんなでテンションも全体的にうなぎ上りな中、ワークショップ開始。
今回もハイレベルなエチュード合戦が展開されることとなりました。
その1:「ドカンドカン」
喫茶店で何やら話し合う4人。
AがBに向かってブツブツ文句を言い始める。
Bはしばらくだまって聞いているが、急にAの話を遮る様に、
「ていうかアレやりません?」と提案。
Aも最初は嫌がるものの、実はまんざらでもないといった感じで、
二人がいつもやっていると思われる謎のゲームが始まる。
じゃんけん。
勝った方が負けた方に「ドカンドカ〜ン」と呪文。
言われた方は「うわあアアア!!!!!!Dもvklうぇけけ!!!」
と、死ぬほど怖がる。
とりあえずはこの繰り返し。
「ドカンドカン」の言い方のシュールさ加減や、怖がり方の本気っぽさ実演指導など、うちの大学の教授などが見たらくだらないの一言で片付けてしまうであろうことに、いい大人がちゃんとした場所で真剣に取り組んでいる現場を目の当たりにして、僕は生きててよかったなあと心から思うのでした。
くだらないことを本気でやらない人達ばかりの世の中はつまらないですよね。
その意味で、ナイスレインボーは僕の中で永遠に心の太陽です。
詩的な表現も飛び出たところで先に進みましょう。
そうして2人が「ドカンドカン」をやっているのを、CとDは「またか」という感じで見ています。
そこに大山マスター登場。
「面白そうだね、教えてよ」と言ってまさかの参入。
じゃんけんに負けて精一杯怖がるマスターに、「全然違う」と一同ガチでダメ出し。
そしてついに勝利したマスターが、腹の底から捻り出した「ドカンドカ〜ン!」を、全員でシカトして舌打ちして、おわり。
これは微妙な言い方や動きなどで、面白さが全く変わってしまうという意味でも非常に面白い設定でした。
あと本日初参加の、これまたナイスレインボー御用達俳優である阿部ジュンさん(鮫肌大好き)が、およそ目立たないはずのC、Dといったポジションから、「あ、そこはあれなんだ、あーそう、へえ〜」と言った感じの的確なツッコミ、というか不思議がり、を炸裂させ、さらに内容を濃くしていく過程は、見ていてとてもエキサイティングでした。
その2:「占い師」
喫茶店の端に佇む一人の女性。(または男性)
そこに2人組がやってきて、話しかける。
「あのーすいません、カリスマ占い師の◯◯さんですよね?」
「そうです」
「この子が今凄い悩んでて、是非占ってもらいたいんですけど、よろしいですか?」
「いいでしょう」
二人、歓喜。
座って、8000円(だったか?)を渡そうとする。
「あ、値上がりしまして、1万6千円です」
二人、動揺。
お金を出し合ってなんとか支払う。
「で、悩みは何ですか?」
「あのですね、実は……(アドリブで語る)」
「なるほど。◯◯というと?(親身になって質問)」
「それは……(また語る)」
「うん、なるほど」
「で、どうすればいいでしょうか?」
「それは私にはわかりません」
沈黙。
おわり。
これもこれで生徒さんのアドリブから紡ぎ出される人生相談が、若干リアルだったりしてかなり面白かったです。
最後の沈黙みたいな状況から生まれる間が、気まずさが、個人的に大好物でした。
ああいうのは長ければ長いほどいいです。
そのままお風呂に入って歯を磨いて布団に入って、気まずい夢ばかり見て朝を迎えたいです。
ワークショップがおわったあと、みんなでごはんをたべにいきました。
大山さんがおさけに飲まれてしまっていたりして、とてもたのしかったです。
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