2008/07/18

自宅にて

先日はヨーヨーの話ばかりしてしまい、申し訳ありません。
映画の撮影に関するレポートが任務であることを忘れておりました。
やはり寝ないとダメですね、人間。

今、大学のテストを受けるべく一時帰国中です。
ここ最近の日々の怒濤っぷりからすると、大学は本当に退屈です。
何が退屈って大学生しかいないんだもの。

カチンコを叩きつつ、石井さんや三木さんの演出を間近で拝見させて頂いて感じるのは、
演出ってすげえな、ということです。

脚本の段階で、これあんまうまくいってないなあと思うような台詞でも、
言い方一つ変えるだけでこうも面白くなるのかと、驚かされるばかりです。

脚本も、それを読んで役者が最初にする演技も、監督の前では素材であって、
それを監督なりに料理するのが演出なんだなと実感しました。

もちろん素材がよければそれをそのまま使うこともあるだろうし、
脚本家や役者はそれ目指して、監督の想像を超えるようなものを提出するべく頑張るのだと思います。

生徒さんを見ていて感じることは、やはり成長です。
女の子二人が室内のシーンで、本番中に外で鳴った花火の音をアドリブに取り込んだ瞬間はちょっと感動すら覚えました。

あと全体的に、ここは勝負所、という見せ場的なソロシーンが割とどの役者さんにも用意されていて、そこは解釈も難しければ、感情の出し方も難しく、さらに細かい台詞は自分達で考えるとあって、皆さんかなり苦戦を強いられるわけですが、だいたいが本人的に今一つうまくいってない感じで終わることが多いです。

しかし注目すべきはその後で、次の日からのその役者さんは、普通の何でもないシーンでの演技が今まででは考えられない程うまくなっていたり、何故か色々な気配りができるようになっていたり、人として成長している感すら漂っていたりもするのです。

ワークショップで映画を撮るというのは、こういうことかと、妙に納得しつつも、
自身も何らかの形で成長していきたいなと目論む21歳の夏であります。

明日からまた現場に復帰して、迷惑かけつつも頑張ってくるつもりです。
ブログももっと写真とか載せられたらいいなと思っています。
ていうか誰かコメント下さい。
いい加減、寂しいです。

2 件のコメント:

nozokivanzai さんのコメント...

はじめまして!
コメントもせず、こっそり読んでいてすいませんでした!
ナイスレインボウの方々と現場を体感できる夢のようなボランティア活動をしている、すずきさんのレポートをいつも拝見させて頂いております。
映画を作る現場というものはどういうものなのか興味津々です!
私も『鮫肌男と桃尻女』、『SSF』(103回は見てる)を見て以来、石井克人監督を尊敬しています。小心者ですのでコメントすることが精一杯ですが、いつかすずきさんのように行動に起こせるよう努力します!

レポートいつも勉強になります!
継続してくださいね!そして頑張ってください!

Tokushi Suzuki さんのコメント...

ありがとうございますコメント!
久しぶりすぎて泣きそうです。

映画は昨日でクランクアップを迎えましたが、
まだまだ書き足りないので、どうにか書き続けてやろうと目論んでいます。

これからも宜しくお願いします。